アメリカ合衆国第16代大統領リンカーンと言えば、奴隷解放宣言を出した人物であり、あの「人民の人民による人民のための政治」という有名な文言を残した人物でもあります。
しかし、リンカーンと聞けば暗殺された大統領として思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
確かにリンカーンは56歳という若さで暗殺された悲劇の大統領といえます。
それならば、玄関は一体どのような最期を迎えたのでしょうか。
ここではリンカーンの最後について解説します。
体と心を休めるための観劇
リンカーンが暗殺されたのは1865年4月14日金曜日のことです。
南北戦争や息子を失った悲しみから体と心を休めるため、フォード劇場という場所で観劇をしていました。
そこにブースという人物がやってきてリンカーンを背後から撃ったのです。
もともとブースは南北戦争の最中にリンカーンを南部に誘拐し、南軍補助の解放をさせるつもりでした。
しかし南北戦争が終わりに近付き、リンカーンが黒人に参政権を与えると話していたところを耳にして殺意を抱くようになったと言われています。
後頭部を撃たれた
ブスは大統領に近づき、デリンジャー銃を使って後頭部を撃ちました。
大統領は前のめりになるようにましたが、何せ大きな劇場ですから発泡の音に気づいたものは少なく、ブースが舞台に飛び降りた時も多くの観客たちはそれは芝居の1部だと思っていたと考えられています。
リンカーンが撃たれたのは夜の10時を過ぎた頃でしたが、リンカーンはその後すぐになくなったというわけではありません。
病院に運ばれ、手術を受けていました。
しかしその手術はむなしく、翌日の午前7時22分、息を引き取ったのです。
これがリンカーンの最後でした。
ケネディと共通点のある最後
リンカーンは金曜日、フォード劇場で暗殺されましたが、アメリカ合衆国第35代大統領であるケネディも金曜日、フォード車の中で暗殺されました。
リンカーンにはケネディという秘書がおり、ケネディにはリンカーンという秘書がいたのですが、それぞれの秘書は前日、大統領に、フォード劇場に行かないように、ダラスの遊説の場所に行かないように、と助言をしています。
それがなぜだったのかという事は明らかにはなっていませんが、リンカーンとケネディには様々な共通点があるということも面白いですよね。
この2人は生まれ変わりかと言われるほど、100年違いの共通点がたくさんあります。
まとめ
いかがでしょうか。
リンカーンはアメリカ合衆国において初めて暗殺された大統領となりました。
アメリカの歴史に大きな影響が加わり、国中がリンカーンの塩いたんだと言われています。
今でも最も偉大な大統領として尊敬されており、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.には、彼の銅像が建てられています。