リンカーンは一体どのような勉強をして大統領になったのでしょうか。
政治家と言えば、もともと政治家の家庭に生まれ、裕福な生活をし、好きな大学にいかせてもらい、というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかしリンカーンは極めて貧しい家庭に生まれ、むしろ学問など必要ないと考える父親のもとで育ったのです。
そんなリンカーンは一体どのように勉強したのでしょうか。
ここではリンカーンを大統領にすることさえ可能にした彼の勉強法について解説します。
とにかくたくさんの本を読んだ
リンカーンは若い頃からとにかく本が好きだったと考えられています。
父親の畑仕事を手伝う中でも本を持ち歩き、むしろ父親からは「あいつは本ばかり読んで困ったものだ」と言われていたことです。
近所に本をたくさん持っている人がおり、リンカーンは頻繁に本を借りに行っていました。
その中で借りたワシントンの伝記が気に入り、ある日その本を枕元に置いて寝たのです。
その夜雨が降り、リンカーンが住んでいた丸太小屋が濡れてしまったため、その本までびしょ濡れになってしまいました。
リンカーンはその本を持って貸してくれている人の家に行き、無償で三日間働かせてほしいと頼み込んだのです。
その結果リンカーンの働きぶりに感心したその本の持ち主は敏感にその本をプレゼントしたと言われています。
音読をした
リンカーンを大統領にまでしたその勉強法は、ただ本を読むということではありませんでした。
リンカーンはその本を持ち歩き、常に声に出して読んでいたと言われています。
確かにただ読むだけだと目から入ってくるだけですが、口に出して読み耳で聞くことにより、黙読するよりも理解力が高まると考えられています。
リンカーンはその記憶力の良さも手伝い、音読した本はほとんど暗記していたと言われているのです。
私たちの勉強法のヒントに!?
そんなリンカーンの勉強法は私たちが勉強する場でも役に立つかもしれません。
例えば外国語を勉強する時なども、音読をする人はいるでしょうか。
ただ単に目で追って読むのではなく、口に出して発生することによりよりよく頭に入ってくるものです。
音読は黙読よりも時間がかかりますから、面倒だと思う人もいるかもしれません。
しかしリンカーンは非常に多くの本を読み、同時に音読をしていたことにより、非常にたくさんの本を暗記していたのです。
これは私たちも取り入れられる勉強法かも知れませんね。
まとめ
いかがでしょうか。
貧しい家庭で生まれ育ち、行きたい学校にいかせてもらえたというわけではなかったリンカーンが大統領色にまで上り詰めたということは、彼の勉強法が良かったということになります。
ぜひ音読したということを記憶に留め、私たちも何か勉強するときには参考にしてみましょう。